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WATER GLASS VILLA 

 

富士桜高原に佇む、沢を跨ぐように架けられた建物と周りの森を水盤が鏡となって美しく映し出します。

沢の流れ、木々の騒めき、鳥の鳴き声などの自然のリズムが癒しと寛ぎを与えてくれます。

 

1000坪の敷地には水の流れていない沢があり、その先に小高い丘がありました。隣地に続く沢には小さな橋がかけられていてとても印象が強く、美しかった為、この沢に水を満たし、建物を架け渡すことによって一番美しい景色を楽しめるように考えました。

沢の先の丘には半屋外の渡り廊下を設け、露天風呂に繋げています。露天風呂の周りには広大な森が広がっています。

 

景色のいい、広い別荘地にあって借景も最大限に生かし、南の順光の景色が楽しめるよう、常識とは逆に建物を南側に寄せ、北側に広い開口部をとっています。幅11mの開口部は幅3.6mのサッシ3枚の片引きで全開口に出来、しかもサッシの竪枠は見付幅16㎜というスレンダーで美しいデザインのものを採用しました。

このダイナミックな空間は厚さ50㎝のボイドスラブの床によって実現しています。

そして冬でも快適に過ごせるよう、窓側全面に特注木製スリットで冷暖房の空気を吹き出すと共に、床暖房、エタノール暖炉を設置しています。

 

冬になると森の葉が落ち、リビングの南側開口から富士山を望めるようになります。       

 

                                                                                                                           鉄筋コンクリート造 (1部鉄骨造・木造)/2階建/136坪

 PHOTO by Shigeo Ogawa
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